
この記事では、広く短歌界の情報を取り扱う短歌の総合誌と、業界新聞およびフリーペーパーについて収集し掲載します。
特定の主義に寄らない歌誌を中心に掲載していますので、結社誌などについてはこちら(短歌の団体 – 結社とその機関誌)をご覧ください。
また、他に情報をお持ちの方がございましたら、こちら(コンタクトフォーム)から情報提供をお待ちしています。
短歌の雑誌と業界新聞
NHK短歌
NHK Eテレで放送される同名番組のテキストにあたります。それだけに最も初心者寄りで主義の偏りも少なく、入りやすい雑誌といえます。動画による分かりやすさもある上に、投稿歌がテレビ放映される可能性もあるということでモチベーションも高く維持しやすいでしょう。
出版社 | NHK出版 |
発売日 | 月刊(毎月20日 / デジタル版毎月末日) |
価格 | 692円(デジタル版628円) |
サイト | www.nhk.jp/p/ts/JM12GR5RLP/ |
短歌
出版大手のKADOKAWAが発行する短歌総合誌です。1954年4月に創刊されました。かつて俵万智を世に送り出した新人賞「角川短歌賞」を主催しています。その影響力は短歌界において非常に大きなものがあります。
出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 毎月25日 |
価格 | 970円(デジタル版748円) |
サイト | www.kadokawa-zaidan.or.jp/tanka/ |
短歌研究
角川の「短歌」と同じように講談社という大手のバックボーンを持ちます。1932年10月に創刊されました。現在出版されている短歌専門誌の中では最も古い歴史を持ちます。「短歌」が看板として「角川短歌賞」を持つように、短歌研究社も「短歌研究新人賞」という大きな看板を持っています。中城ふみ子や寺山修司といったスターを輩出した賞で、短歌界において1、2を争う重要な新人賞となっています。
出版社 | 短歌研究社 |
発売日 | 毎月21日 |
価格 | 1,200円 |
サイト | www.tankakenkyu.co.jp |
歌壇
1987年6月に創刊されました。現代短歌社の「現代短歌」を前身の「短歌現代」と同一視すれば、短歌専門誌の中ではこの「歌壇」が最も若い雑誌ということになります。新人賞として「歌壇賞」を持ちます。
出版社 | 本阿弥書店 |
発売日 | 月刊(毎月14日) |
価格 | 900円 |
サイト | www.honamisyoten.com |
短歌往来
1985(平成元)年に創刊されました。「短歌」や「短歌研究」などに比べ、よりマニアックな歌人や問題を扱っている印象を受けます。新人賞にあたるものはなく、同社刊行の歌集・歌書限定の「ながらみ書房出版賞」と、広く歌集・歌書を顕彰する「前川佐美雄賞」を持っています。
出版社 | ながらみ書房 |
発売日 | 毎月15日 |
価格 | 850円 |
サイト | www.nagarami.org/刊行物/短歌往来/ |
現代短歌
前身は短歌新聞社から出版されていた「短歌現代」(1977年7月創刊~2013年8月終刊)です。これを引き継ぐ形で現代短歌社から2013年9月に創刊されました。創刊以来長らく月刊を続けていましたが、2020年より隔月刊となっています。歌集出版が約束されている新人賞「現代短歌社賞」と書評に特化した「BR賞」といったユニークな賞を持っています。
出版社 | 現代短歌社 |
発売日 | 奇数月14日 |
価格 | 750円 |
サイト | gendaitanka.jp/magazine/ |
現代短歌新聞
2011年12月に終刊となった短歌新聞社の「短歌新聞」を引き継ぐように2012年4月創刊されました。タブロイド判16ページの構成は、雑誌形式に比べいろいろとコンパクトでより専門的な短歌の世界に触れるには選びやすいかもしれません。
出版社 | 現代短歌社 |
発売日 | 毎月5日 |
価格 | 300円 |
サイト | gendaitanka.jp/newspaper/ |
うた新聞
現代短歌新聞と同じく「短歌新聞」を引き継ぐように2012年4月に創刊されました。12ページ構成なので「現代短歌新聞」と比べ、より気軽に読めます。
出版社 | 本阿弥書店 |
発売日 | 毎月10日 |
価格 | 400円 |
サイト | irinosha.com/utashinbun.html |