2020年8月1日(土)を締め切り(当日消印有効)とする現代短歌社主催の「第8回 現代短歌社賞」において短歌作品の募集が行われています。
現代短歌社賞は、これまで歌集を出していない人の第1歌集上梓を後押しすべく、現代短歌社が2013年に創設しました。その性格としては新人賞に近いものがありますが、長らく結社などで活躍しながらも、なかなか歌集出版に恵まれなかったベテランにとってもチャンスといえるユニークな公募企画です。
通常新人賞は1首2首程度の募集ではなく、連作単位で30首から50首規模の募集が行われるものです。それでも大変なものですが、この現代短歌社賞が求める歌数はなんと300首と非常に膨大な数となっています。いわば1冊の歌集の原稿を提出するようなものなので、このような数になるのも当然といえるでしょう。なお、第1歌集出版を最大の目的としているため、応募作品が既発表作であっても応募可能となっています。
新人なら歌壇デビュー、ベテランなら中央進出のチャンスを提供してくれるとともに、より目立つ形での歌集出版を約束してくれる現代短歌社賞に、応募してみてはいかがでしょうか?
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応募要項
応募要項は以下の通りです。必ず公式サイトにて最新の情報を確認してください。
締め切り | 2020年8月1日(土) 当日消印有効 |
作品点数 | 歌集未収録作品300首を章立てし、小題を付して下さい。 |
作品条件 | 未発表・既発表は問いません。 |
応募条件 | 個人歌集を出していない方 私家版歌集、同人誌収録歌集等を出している方も可とします。 |
応募方法 | 郵送 ※その他規定は公式サイト参照のこと |
応募料 | 特になし |
表彰 | 賞状及び副賞として応募作品を歌集にして500部贈呈 |
発表 | 『現代短歌』2021年1月号(2020年11月16日発売予定) |
選者 | 阿木津英 黒瀬珂瀾 瀬戸夏子 松村正直 |
主催 | 現代短歌社 |
詳細 | 現代短歌社の賞|現代短歌社 |
過去の開催の様子
過去5年間(2019~2015年)の受賞作と受賞者は以下の通りです。
第7回 | 2019年 | かたへら | 森田アヤ子 |
第7回 | 2019年 | 崖にて | 北山あさひ |
第6回 | 2018年 | 風に舞ふ付箋紙 | 門脇篤史 |
第5回 | 2017年 | 戻れない旅 | 生田亜々子 |
第4回 | 2016年 | 空を鳴らして | 山本夏子 |
第3回 | 2015年 | インパラの群れ | 高橋元子 |