短歌研究新人賞 とは

短歌研究新人賞は、短歌研究社発行の「短歌研究」が作品を募る公募形式の短歌新人賞です。角川短歌賞と並ぶ短歌界を代表する新人賞です。「短歌研究新人賞」としての第1回は1958年ですが、前身の「短歌研究50首詠」は1954年に第1回を開催しており、現行の短歌新人賞としては最も古い歴史を持っています。様々な歌壇を代表する歌人を輩出している同賞ですが、やはり「50首詠」時代における第1回の中城ふみ子、第2回の寺山修司を見出した賞としてよく知られています。

これまで「該当作なし」となったことはなく、必ず受賞作が選ばれています。またニューウェーブを代表、または自認する4人の歌人(穂村、加藤、荻原、西田)の全員を輩出しているのも特徴的かもしれません。

例年、作品募集の締め切りは5月20日に設定されていましたが、2022年の募集から1月末日移動することとなりました。

受賞時最年少:川谷ふじの(17歳9か月)

作品・対象受賞者
642021窓も天命塚田千束
632020Victim平出奔
622019ルーズリーフを空へと放つ郡司和斗
622019拡張子になる中野霞
612018この人を追う工藤吉生
612018自習室出てゆけば夜川谷ふじの
602017無垢な日本で小佐野彈
592016いつも明るい武田穂佳
582015さなぎの議題遠野真
572014父親のような雨に打たれて石井僚一
562013目覚めればあしたは山木礼子
552012ハッピーアイランド鈴木博太
542011見つけだしたい馬場めぐみ
532010ロックン・エンド・ロール吉田竜宇
532010死と放埒な君の目と山崎聡子
522009ナガミヒナゲシやすたけまり
512008冬の火田口綾子
5020076千万個の風鈴吉岡太朗
492006カシスドロップ野口あや子
482005麦と砲弾奥田亡羊
472004ペイルグレーの海と空嵯峨直樹
462003星と切符黒田雪子
452002琥珀八木博信
442001逃げ水のこゑ小川真理子
432000冥王に逢ふ―返歌紺野万里
421999麦酒奉行長江幸彦
411998フライング千葉聡
411998緑のテーブル石井瑞穂
401997神聖帝国岡田智行
391996啓かるる夏横山未来子
381995ギャザー田中槐
381995キホーテの海馬近藤達子
371994白木蓮(はくれん)の卵松村由利子
371994弱法師尾形平八郎
361993陸封魚―Inland Fish寺井淳
361993ミラクル・ボイス小泉史昭
351992カウンセリング室佐藤きよみ
351992白球の叙事詩(エピック)大滝和子
341991微熱海域尾崎まゆみ
341991路程記野樹かずみ
331990ラジオ・デイズ藤原龍一郎
331990ようこそ!猫の星へ西田政史
321989時間(クロノス)の矢に始めはあるか久木田真紀
311988私小説8(曲馬団異聞)佐久間章孔
301987青年霊歌荻原裕幸
301987貴妃の脂黒木三千代
291986スモール・トーク加藤治郎
281985白日光池田はるみ
271984不確カナ記憶小笠原和幸
261983反・都市論武下奈々子
251982刺青天使大塚寅彦
241981細き反り奈賀美和子
231980炎祷中山明
221979紫木蓮まで阿木津英
211978水の中のフリュート井辻朱美
201977青いセーター西田美千子
191976蜂場の譜城島久子
181975歩行訓練西田忠次郎
171974花房の翳佐藤孝子
161973故郷の牛乳高橋一子
151972入換外山覚治
141971山の上の学校板橋功枝
131970消光林市江
121969浅峡大原良夫
111968冬街森川久
111968南を指す針林田鈴
101967大久野島にて藤原弘男
91966海浜大坪三郎
91966往反大塚栄一
81965杣部落森富男
71964児島孝顕
61963砂漠井野場靖
51962夜光虫根布谷正孝
41961ほそき結実大竹蓉子
31960黴びる指紋横田正義
21959春の風車山口雅子
11958人像標的山下富美
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参考