レトロでおしゃれな置時計、目覚まし時計をピックアップしました。
スマートフォンの一般への浸透により、腕時計はもちろん置き時計や目覚まし時計、壁掛け時計のニーズというのはぐっと減った感があります。しかしながら、それでもふと目を向けるだけで時間を確認できるアイテムというのは生活の中心に一つは欲しいところでもあります。
レトロな空間づくりにおいて、置き時計は非常に手に入りやすいアイテムといえるでしょう。コストがかからないせいか、多くのアイテムが流通しています。それも多様なレトロ趣味に合わせる形でデザインのバリエーションも豊富です。一方、置き時計というのはその大きさから存在感はどうしても小さいものがありますが、レトロなコーディネートの第一歩として置き時計選びから始めるのも悪くないかもしれません。
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アナログ時計
インターフォルム CL-3711 サムシング レトロ -テーブル-
70年代以降のポップなテイストを身にまとった、オーソドックスなアナログ目覚まし時計です。ステンシルデザインの数字がやや大げさな印象ですが、間違いなくレトロ感を醸し出していて説得力があります。小さなアイテムですが、これだけ印象が強ければこれひとつコーディネートに加えるだけで、全体的にレトロ感を高めてくれるでしょう。
昭和から平成のポップなジャパニーズレトロスタイルにぴったりくるんじゃないでしょうか。
インターフォルム CL-1476 ブリアック ベル
頭にベルが乗った、いかにも目覚まし時計らしいアナログ時計です。この手のスタイルはアンティークな雰囲気に陥りがちですが、プリッと肉厚なフチ回りや、アンバランスなベルのサイズにするなどで、大人な雰囲気を崩してきてます。文字盤にもポップな書体が使われ、今流行のレトロ感に上手く合わせてきているといえるでしょう。
基本的にはアメリカンなスタイルに合わせやすいと思います。また、特にアイボリーならフレンチシャビーシックなんかのガーリーなスタイルに合わせやすいでしょう。
DULTON アラームクロック
装飾をそぎ落とし無駄な表情をなくすことで、インダストリアルな雰囲気やミッドセンチュリーのあたりに目指されたモダンな雰囲気を出しています。
ダルトンというメーカーの特性上、当然アメリカンな空間にピタッとはまるわけですが、一方でクセのないフォルムと豊富なカラー展開から様々なスタイルにも合わせやすい製品です。ブルーやイエローの色味は昭和レトロポップらしい発色ですし、アイボリーやサックスブルーはガーリーなスタイルにピッタリでしょう。
インターフォルム ミルフォード
ミルフォードという名前は、イギリスおよびアメリカのよくある市町村名として見つけられます。アメリカでは特に歴史のある北東部寄りの州に多く見られる印象です。いずれにしろ古臭い小さな田舎町という感じでしょうか。そんなイメージを込められたであろうこちらの時計もまた、古臭くどこか洗練されてない野暮ったい印象のフォルムを持っていて、そしてそこがとても可愛らしい印象を出しています。
イングリッシュやアメリカンなカントリースタイルから、フレンチシャビーシックまで合わせていけるアイテムといえるでしょう。
不二貿易 置き時計
小さなベルとユニークな脚といい、非グローバルで今のデザインにつながらない、時代に取り残されたようなデザインが秀逸なレトロ感を醸し出しています。文字盤は基本クラシックなスタイルながら文字はサンセリフ体を使ってややモダンさを取り入れ、針もクラシックに過ぎない、でもモダンにもなり切れていない感がイイ感じです。
時代感としては少し遠めの、ミッドセンチュリーやシャビーシックなど、しかも大人な雰囲気の空間に合わせたいアイテムです。
ダルトン ライナルドクロック
非常に奇抜なデザインが目を引くアナログ時計です。ミッドセンチュリーのしかもハイセンス系な空間や、フューチャーレトロ、スペースエイジな空間にはまってくることでしょう。
ウェスコ(Wesco) 置き時計
置き時計にも掛け時計にもなるキッチンクロックです。キッチンクロックといえば手のひらサイズなイメージですが、こちらはA4サイズのコピー用紙ぐらいはあります。奇抜なフォルム、主張の強いロゴマーク、時代を想像しやすいクロームの装飾がレトロさを強めています。
ホワイト、ライムグリーン、レッドあたりはインダストリアル、そしてアメリカンポップからレトロフューチャーに合わせたくなります。他の色ならヨーロピアンのモダンを過ぎてアヴァンギャルドやポップをテーマとした空間に合わせたくなります。
インターフォルム ロブレド
高級感あふれるシックなデザインのアナログ時計です。まだ時計が非常に高価で調度品としての役割を持っていた時代、ミッドセンチュリーを中心とした時代にふさわしいアイテムでしょう。文字盤も含めて伝統的な丸いスタイルからの脱却をはかった当時のモダンへの挑戦は、無造作にスクエアにするのではなく、本質的な丸みとの調和を考えたカーブを与えていて、とても上品です。
インターフォルム デヴォン
モダンを超えた時代、デザインにまた落ち着きと温かみが求められた60年代~70年代のデザインを感じさせます。オーディオとの調和を考えたデザインでもあります。レコードを回すオーディオ機器を主役にした空間に置いておきたい逸品です。
パタパタ時計
BRUNO LCD レトロアラームクロック BCR003
70年代の精神を随所に感じさせるデザインで、当時流行したパタパタ時計のまさにこれだと思わせるフォルムを仕上げてるといえるでしょう。時計表示部分は液晶となっておりホンモノのパタパタ時計とは異なりますが、いわゆる7セグメント液晶は十分にレトロ感を醸し出しています。スヌーズ機能も付いておりしかも電波時計なのでレトロデザインの製品によくある見てくれだけでなく、しっかり実用性もあるアイテムです。
70年代以降のチープなジャパニーズレトロスタイルにうってつけのアイテムです。
TWEMCO QT-30
徹底的にホンモノ感にこだわるならTWEMCOのカレンダークロックがいいでしょう。海外製であるため非日常感を漂わせており、それは今を否定するレトロ感と通じるものがあります。余計な装飾もなく、オーソドックスなデザインと機能、そしてプラスチックのチープさは、まさにこれぞパタパタ時計という完成度を見せてくれます。
TWEMCO AL-30
よりポップな空間、より近い時代の想定なら、TWEMCOにもダイヤルとボタンが色違いとなった2トーンスタイルのアイテムもあります。ヨーロピアンな雰囲気から、一転ジャパニーズやアメリカンな感じにふさわしくなります。
TWEMCO BQ-38
インテリアとしての存在感を求めるなら、カレンダーも付いたタイプなどは、より大ぶりで良いかもしれません。時計がアナログなところもユニークでいい感じです。
TWEMCO デジタルカレンダークロック 置き・掛け兼用 qd-35
カレンダーまで付いているというよりカレンダーの方がメインなデザインの時計です。壁掛けとしても使える構造になっています。デザイン的にも大きさ的にもインパクトの強いアイテムといえるでしょう。
TWEMCO AP-28
よりハイセンスでモダンな空間に合わせるならこちらのタイプがおすすめです。スカンジナビアン(北欧)、ヨーロピアン、ミッドセンチュリーなどといったキーワードと親和性が高いです。
ハモサ 置時計
チープさだけがパタパタ時計の顔ではありません。当時はそれは最新のアイデアであり機構でした。それを高級時計として仕立て上げていた事実はたしかにあったのです。そんなスタイルをよみがえらせたのがハモサのアイテムです。シックで大人な高級感あふれるスタイルにぴったりの出来といえるでしょう。また、当然ながらハモサ自身が得意とする西海岸スタイルの若さとリッチさが同居するスタイルにも似合います。
スロワー 置時計
スロワーもリッチテイストなパタパタ時計を提供しています。主張の強いロゴは、アメリカンなポップさも兼ね備えているといえるでしょう。どこかオーディオライクな雰囲気もあります。
スロウワー フリップ回転式時計 ルフト
むき出しのユニークさが魅力のパタパタ時計です。その無骨さからインダストリアルな空間に最適といえるでしょう。また、ブラックなどはブルックリンスタイルなんかにもぴったりです。
niceeshop フリップクロック
よりクラシカルな印象が好みであれば、こちらのフリップも検討してみるといいでしょう。