この記事では、鹿児島で生活する上で知っておくと便利なこと、厳選8つの事について紹介します。
進学や転勤、Iターンなど、様々な理由から鹿児島で新生活を始める方がいると思います。鹿児島に限らず、どのような土地に移り住んだとしても、分からないことや困ったこと、不慣れなことというのは多く生じるものです。
時代は大きく情報化とグローバル化が進んだとはいえ、まだまだ土地土地におけるカルチャーギャップというものは大きく、実際に住み始めてみて見えてくるというものもあることでしょう。
そんな方々のために、地元民の立場から鹿児島ならではの事柄を重視して、とりあえずこれだけは知っておいてほしいなというポイントをまとめました。
火山灰は「克灰袋(こくはいぶくろ)」という専用の袋で専用の回収場所に出す
鹿児島と言えば「桜島」であり、その噴火からもたらされる火山灰には大きなカルチャーショックを覚えることでしょう。昨年2019年は年間228回、一昨年2018年は246回もの噴火を記録しています。
大量の灰が降ったら風や雨で流れるのを待ってるだけではラチが飽きませんので、市から「克灰袋」がポストに放り込まれることがあります。
分別ゴミを出すのと同じ感じで、専用の回収場所に出してやります。
火山灰にコンタクトは相性最悪
火山灰というとなんとなくイメージ的にお線香の灰や薪木の灰のようなものと同じで、ふわふわした柔らかい物を想像しがちです。
しかしながら火山灰は爆発で粉々に吹き飛んだ山岳の地表の土砂であり、非常に細かい石やガラス質、金属質の鉱石の集まりです。イメージ的にはざらざらした砂が近いのではないでしょうか。
ですのでこの火山灰が目に入るとなかなかに痛いものです。コンタクトでは厳しい日もありますので、コンタクト派の方も念のためにメガネを持っておくことをおすすめします。
市電(路面電車)、路線バスは専用のICカードで
鹿児島市内の移動については、交通手段のまず第一は市電であり、次の手段がバスとなることでしょう。JRは市内の移動にはあまり役に立ちません。
当然ながら今どきは現金ではなくICカードを使うことになりますが、残念ながらいわゆるsuicaなどの全国共通交通系ICは利用できません。少しめんどくさい印象がありますが、鹿児島県専用の専用の(路面電車、バス、フェリー)ICカードを持つこととなります。
ICカードとして「Rapica」と「いわさきICカード」の2種類がありますが、一般的には「Rapica」発行元に関連する交通機関、乗り継ぎ、チャージを利用することが多く、これに関連した割引などが適用されることとなるので「Rapica」がおすすめです。
子どもの医療費がほぼ無料
鹿児島市では「こども医療費助成制度」が提供されています。
中学3年生までの子供の保険診療の自己負担分の医療費が助成されます。世帯の所得制限などもなく、基本誰でも受けられる制度となります。
3歳未満の子供の医療費なら、ほとんど還ってくることになりますし、3歳以上の子供の医療費でも、月に2千円までは自己負担だけどそれ以上については還ってくるという、メリットしかない抜群にお得な制度です。
詳しくは下記のリンクから。手続きをお忘れなく!
市役所の出張所が市内10か所に
鴨池と鹿児島中央駅の2か所にサービスステーションが。また県内8か所に支所が展開されています。
わざわざ市役所まで出向かなくても、そちらで手続きができる場合もありますので、サイトで調べるか電話で問い合わせるなどをしてから動くと良いでしょう。
鹿児島銀行の口座があった方がなにかと便利
鹿児島銀行は、鹿児島県における第一地銀と定められています。そのため、一部の公共料金、共済掛金、幼稚園、学校等の学費等の引き落としが鹿児島銀行でしかできないことも。
メインバンクとは別に第2口座として鹿児島銀行の口座を開くことをお勧めします。自動振り込みで毎月余裕を持った定額を振り込む設定にしておくといいんじゃないでしょうか。
洗濯ものの外干しは火山灰に注意
思い切って外干ししたら、外出先でいきなり桜島の噴火に出くわすなんてことも・・・。簡単に帰宅できない状況なら部屋干しを基本に、コインランドリーの利用も視野に入れた方がいいでしょう。
コンビニのATMトラップに気を付けて
すべてのコンビニというわけではありませんが、鹿児島では、ローソンに南日本銀行ATM、ファミマに鹿児島銀行ATMが入っていることがあります。
当然基本のATMとは対応する銀行が違うので、お金をおろしにコンビニに入ったら自分のカードは受け付けてくれない・・・なんてことも。