パレスチナの自由のための短歌とメッセージを募集しています。
2024年の5月15日、ナクバの日からはじまったこの企画に、賛同された方々の歌と言葉をこちらに掲載します。掲載の順は、ポストの日時順そのままに積み上げています。
2024年6月15日時点=投稿:161ポスト/参加:114名/短歌:259首/言葉:5篇
自由の歌 2025 短歌と言葉
掲げよう故郷に再び/あの旗を/誇り抵抗シンボル西瓜
ガザの子よどの子もみんな健やかに/平和を担う大人になあれ
プチトマトさえも二つに切り分けて誰も死なない死なせたくない
夢の中許せないもの閉じ込めて忘れさるまで一緒に寝るから
ガザ地区に入れぬ医療関係の資格がない我初めて嘆く
銃声を採譜してみる雨季の夜に/耳が赤く染まるのを観て
にんげんがにんげんになりたがってます からだが体じゃなくなったって
生きたいは向き合いたいとおなじこと 言葉のまえでは裸でねむる
花束を抱えて、メリーゴーランド わたしがわたしに火をつけました
連作「イソギンチャクを飼う」より
自由の歌 2024 短歌と言葉
2024年6月15日終了時点=投稿:161ポスト/参加:114名/短歌:259首/言葉:5篇
やさしいことがなにかを解決できるかはわからないけれどやさしくありたいと思う
学校が爆発したらいいのに、が空想から這い出して夕立
殺すなとあなたは言う! 言う! 言う! 傘をいくつも夏の雹にやぶかれて
風に揺れ、いや風を揺らすアイリスの吐息さえ祈りでなかったか
銀翼を刃に斬りさくのをよせ さやかに光る月、فلسطين
虐殺に抗議します。
この世界のあらゆるものがデマであるように子どもが殺されていく
ご注意ください。この動画で笑っている子どもたちはもうこの世にはいません
この商品ひとつにつき銃弾がこどもの眉間に撃ち込まれます
今じどう的にヒトが死んで貴方のあんしんがペイペイされました
次の舞台はここではなくて次の犠牲はあなたやわたしではありません
グシャグシャの瓦礫の横で泣きながら紙オムツの子が何か叫んでいる
子や孫に「いい歴史だ」と笑えるか?ただちに止めよ 止めよ戦を!
蹂躙の倫理のなかで篝火は潰えない赤 血潮にも似た
焼け焦げた人形ひとつ転がってここもだれかのふるさとだった
死者数は数えられない死んだのは「ひとり」ではなく「唯一」のひと
鱗粉をゆっくりとられてゆく蝶がもがくのをただじっと見ている
卵を投げるいくつも投げるぼろぼろの蝶がのぼっていく青い空
ずっと前からそこにあったのに検索をしてこなかったこのハッシュタグ
(#FreePalestine) until:2009-12-31 これで最初のツイートは出る
もっとずっと前からずっと 見るために知るために目や指を動かす
国境なき医師団の活動ニュースを読み耽る 〝その多くは女性と子どもだった〟
野良猫に餌を与える少年は”لا”と答える 己の食事に
飛行機に乗れない僕は手の皮が剥けるまで叫ぶハッシュタグで
死後ひとは等しく星になる国で祈りのように星を数える
堅き野に組み伏せられし青年の肩 聖地とはちいさき器
ユニセフの青いマークのテントにて 訃告に転び落つ母あわれ
世界から剥奪された詩を想うその詩を紡ぐはずのあなたを
炭素出す爆撃よりも重要で持続可能な命ではないらし
国境を展いてゆけばこの星は一枚きりのひかる折り紙
夜に朝に瓦礫のかげにひとりではないと囁きあう花寄せて
火が見える声が聞こえる ドアノブが冷たい傷のあるドアノブが
まっしろなクロスに花はかがやいて殺人者たちの朝のテーブル
大陸の西の果てから帰らないアンパンマンとアンパンマン号
大義、とだれかが言って爆風が家を追われた子を舐めたこと
まだ選べる
ご覧のスポンサーの提供により幾万の人の命を映さぬテレビ
生活はいつも地続き大好きなパチュリラベンダーバニラも替えた
スーパーのカット西瓜を手に取れば買い物かごに怒りは満ちて
怒り いいえ、悲しみ いいえ、祈りでは誰も救えぬことが苦しい
日常に選べるものが減ってゆき、それでも君にはまだ雨が降る
バルサンの準備をすればテレビから人道支援失敗の報
白と黒と緑の皮を失って滴る赤いスイカの赤い
冷ややかな責任論で笑うなよ真に受けろ聞け踏むな 殺すな
さよならマック、さよならスタバ 銃弾の代わりに麦の種を蒔きたい
まだガザを知らない人よ、聞いてくれ。見てくれ。雨のない雨の日を
悪の文字わると読み上げ善の文字くちびると読むくちびると読む
殺人の機械の蛇の身を清め滅びの日より千年の朝
くらぐらと光る戦のニュース消し逃がさむ秋の蝶蝶たちよ
空爆をしつつ逃げろと云う声のなにも上書きしないでほしい
こんなにも歴史は無力 産まずして殺し続ける戦闘のこと
年表の端から風にさらわれて世界史の資料集の分厚さ
遺すしかない文字がある石板にパピルスにインターネットの渦に
知ることを諦めたくない火と暮らすことを選んだ生き物として
願わくば義足の少女ができるだけ人を恨まずいれますように
願わくば片足の少女ができるだけ人を恨まずいれますように
オレンジ
口実のどこまで赤い舌先に花を咲かせて家族団らん
語るのは怖いほんとは慣れるのが怖い ニュースはすぐに明るい
あくまでも癒やしのためのオレンジに罪はなけれどしなかった味
なにもない私になにもないという傲慢に手を書き足していく
ちはやぶる自裁(インティハール)をせる人の卯の花腐し爾後な忘れそ
火では火をぬぐえないことにんげんは神とひとしい臓器を持った
空からは光と水だけ降ればいい振り返りつつあなたへ急ぐ
どの朝も「気をつけてね」と送り出すこれが最後の朝と知らずに
ミャクミャクの虚ろな口に言葉なく自由をくれよもっと自由を
天井のない監獄でもう誰も傍観者じゃないネコを殺すな
そこに咲く花まで枯らす鉄の雨 仕方ないなど裂けても言うな
Never say “it’s no big deal” The iron rain kill that were just blooming.
遠き夜からだ確かにあったこと月より光るものなどいらぬ
「ひ」
ひしゃげられたくない日々に抵抗の果実のバッジかばんに赤く
貯水タンクの夜にあけられる穴 カラカラじゃない未来予想図
超いんちきエコシステムの矢印をひん曲げてみたい いっせーのーで
ゲームする昼ごはんする散歩する 見ていた雲が引きちぎられる
ひとを消すための炎に変わりうる生きてくための紙のぬるさよ
見る人によってはヒッてなりそうなプラカード手に大きな道を
殺すなって言うのが舌に慣れてこない 見ていたビルから人が見てきた
繁栄を祈る刺繍のドレスさえ奪われ踏まれる国のあること
憎しみと血で汚されて荒れ果てた/ここに二つの愛を植えたい
外つ国の戦場みなが生きまほしそこに在るべき命まぶしき
名も知らぬこどもの手ごと砕かれた種のゆくへに目を見開けよ
人が人を傷つけ傷つけ合う事は殺人も戦争も虐殺も、いかなる名が付いてかわろうと全てが同じ行いと私は思います。
殺戮や争いは失うだけで得るものは何も無い。
私は人として、ひとり母親として自由で平和で有る事を互いの為、無辜の者の為に祈ります。
腕も血も骨も心も爆ぜ散らしガザの大地に滿つる怨嗟を
最新のテレビが映し出せるリアルだのに戦火は消す術持たず
負傷した瓦礫まみれの幼子を流血しつつ抱く人をり
損なはれし街は屍戦争は人間としての心すら殺す
反対と叫んだ声は薄れ行き戦争ありきとなる日々に居り
虐殺も猫も等しく流れ去るSNSに命の格差
神よ神よあなたの子らが殺しあうなぜですかそれを止めない神よ
パピルスに歴史は滲み水源と地に満ちる声 ナクバから来て
つくづくに手を握りしむ人々のいくたりのその先にある手を
球体の目を覆う布剥ぎ取って真実を見よ流される血を
傘をひらけば雨に打たれず済むことを雨なきガザのはるかに濡れる
ガザに雨が降らないことを、慈雨という言葉がうまく訳せないことを
水たまりをよけて歩めり戦場もあるいはそうかとうつむきながら
「慈雨」(「かりん」2024年6月号より3首)
青空も裂かれる痛みのなかに居てなお陽を仰ぐ貴きオリーブ
白い紙を西瓜の種で埋め尽くしどれひとつとして吹き飛ばさせない
極東のひそかの海の補陀落の生のさしみをしょう油へひたす
ぼくの手はあまりに小さくちっぽけでそれでもあなたの傷を忘れない
卵から出たとき殻を背負ってたかたつむりが今日もまぶしいという
アンネ・フランク死なずば今は九十四ネタニヤフには賛同すまい
武器無しで 分かり合えるが 理想だが/無ければ舐める 世の度し難さ
必ずや故郷のドアを/開けるのだ/自由と平和希望のとびら
ガザ侵攻に抗議して起つアメリカの若者たちに希望を繋ぐ
幾十億の人が憂えるラファ侵攻イスラエル政権は止メルベキナリ
ローマ法王が停戦の呼びかけなされたと民の犠牲を憂えての声か
本当のリーダーならば停戦を呼びかけるのがフツーと思う
そわぬならその身のすべて弄びよするはざかい幼子がたつ
あそび場の主役はいつも大人達無辺の嘘が頭上かすめる
夢想家が正しいという証明が為された後の世界に眠る
その痛み 怒りをやり過ごさないで あなたの声が世界を変える
買わないという選択の先にある まばゆい命 平熱の日々
泣いている子供は我が子かもしれず 生きててほしいから署名する
奪われていい自由などないのだと震える声で叫び続ける
届かない瓦礫のなかの神殿にボクたちの詩 感謝の詩が
穴だらけの壁から朝日がのぞく
穴だらけの壁から夕陽がのぞく
穴だらけの壁から星に願いを
穴だらけの壁から何が見たい?
穴だらけの壁から笑顔が見たい
穴だらけの壁からキミの笑顔が
だってここは神の聖地
ここは神の降り立つ国
曇天が裂けた先にと在る戦車やがて緑に覆われるだろ
争いは意地と意地とのぶつかりて互いが許し祈る平和を
パジャマでも連帯できる少しだけ力を貸してなんて思うよ
テロルてふ烙印押せば虐殺も正義となれる暗き冬空
たおやかに重信房子なおも立つ血に染む旗の六芒星へ
하얀돛을 울게하고멀리 세상까지 불어라고통의 봄의바다바람
(白い帆を泣かせて遠い世界まで吹け痛ましき春の海風)
고향이라고 조국이라 부르는 땅이있다면 해가될 땅은 뭐라고 부를까
(ふるさとや祖国と呼べる地があらば骸となる地なんと呼ぶべし)
おはようを交せる朝はもう来ない爆撃跡の屍に泣く
亡霊の誘ふままに橋わたる先の闇には血の池地獄
お互いの正義でひとを殺すのは誰かの子どもと誰かの親と
砂だけが合う鍵穴の向こうから馬の目だったものが見つめる
つぶらなるキタキフサタイヨウチョウよ空割る音を歌に変えてよ
壊された壁にもたれて見上げれば誰にも消されはしない夏空
殺すひと殺されたひと累々と人へと還せKILL THE HATE
ラファの夜まして闇けれ また耳をのごへど武器を研く音聴く
硝煙と血と悲しみの雨よ止め人の暮らしに国境はない
ひとを殺すな未来を生きてる老人も未来へ駆けてゆく子どもらも
あめつぶを受けとめしその手のひらが我らにしめすオリーブの花
こんばんは。千羽鶴です。殺戮とアパルトヘイトを止めに来ました。
卑怯者奪いつくして/焼き払う/言わせてもらう/誰もころすな
沈黙は時には罪で行き暮れる言葉を奪う虐殺の山
真っ黒に ぬりつぶされた やつがまた/次の命を 塗ろうとする
キッチンの水を飲み干しゴキブリの無数のタマゴ産みつけにけり
残された子供の靴とその足がカメラの方へ動かなかった
鳴り止まぬサイレン、爆音、銃声を止めて右手に一杯の水
慰霊碑に刻むつもりで殺すのか「ガザで眠れ」と「起きてくるな」と
Are you going to kill them with the intention of carving this on their memorial? “Sleep in Gaza and don’t wake up.”
ジェノサイドアパルトヘイトホロコースト抗うひとを照らす蛍火
「晴れ」と打つ「パレスチナ」と出るiPhoneで「停戦」の文字道に掲げる
ドローンのドロンちゃんは言いました「わたしは、ひとを、ころしたくない」
首のない赤ん坊が泣いている まっかな炎はあったかくない
何のためのくるしみですか?問われても答えられない 虐殺やめろ
Palestine パレスタインって読むことも知らなかった10月7日
記者が死ぬ恋人が死ぬ赤子死ぬ老人が死ぬ障害者になる
死にたいと言える私と同じ日に瞼を閉じて目覚めない人
真っ黒になった魂 真っ黒を剥がしてももう君はいなかった
パレードの列に加わる すりきれた地図に書かれた名前を呼んで
青い空自由に高く/なめらかに/ガザの空に凧 必ずあがれ
「殉教」をした胎児にもあったはずキラキラとした、め、くち、こころ
西瓜割る掲げる齧るペンを取る意味はあるかと問う 或る戦火
蛋白質の焼けるにおいにどうしてが被さる、どうして、真っ黒のそら
つまらない青空つまらない弾丸ノットイコール機能して、願う
「本を焼き写真を撮って人を焼き写真を撮るの」「泣いても?」「いいよ」
無慈悲さが世界の秩序で在るならば世界よ変われ愛の幡もと
壁面に「FREE GAZA」と見た朝を/忘れはしない 拳を握って
たおされたオリーブの木は何度でもガザに根をはり命をつなぐ
きっとまた瓦礫跳ねのけタネまこう/故郷の土にオリーブ再び
花々の死は見過ごされ日はめぐりギルボア・アイリス爆撃に燃ゆ
犠牲者がニュースで読み上げられています/数ではなくて数ではなくて
平凡で/和やかな朝/希むだけ/望郷の民/祈りを込めて
約束の丘は遠くて届かずにラファは遂にぞ陥落しなむ
この春はあまりいのちの逝き過ぎて花に鋏を入るるも躊躇う
粉塵の家の瓦礫を積み上げしガザの少年無事でいますや
泣く場所もないまま生きている あの日すべてが破壊されてしまった
朝が来て夜が来ること噛み締めてガザに降るのは雨だけであれ
ガザの地に射し込んだ陽が照らすのはなんてことない営みであれ
全員が穏やかに眠れることと定義したならまだ無い平和
砂消しでいくら地図をこすっても決して消えないパレスチナの文字
砂消しで消そうと思っても、なかなか消えない。紙の表面がざらつき、下手すると文字は消えないのに紙が破れることも。
その様子が、力づくでパレスチナを消し去りたいのと似ている。国土は蹂躙されつくすが、パレスチナの痕跡を抹殺することなどできないし、又、許されることではない。
壁めがけ飛礫を打ちたる五歳児をテロと呼びたる国のありけり
白旗になる白鳩は閉じ込める倒立からの前転をする
頭だけ残して蟻が運んだとカブトムシなら言ったのだろう
錠剤を押し出して殻を捨てるころせかいはガザを忘れむまたも
わたしたち殺されるために生まれたの? 血で染まるため地は広がるの?
時に振り上ぐ手(و)を、前へ差し伸べて「あなたの上にこそ平安を。」
新しい服ぜいたくなごちそうもいらない平和と安全をください
降りつもる羽根、瓦礫、あなたがこの続きを書く筈だつた白いページが
スイカを喰らうとき思い出せ同じ色の旗を抱きしめた人の背中を
かつて希望は空色でした いまの空は死神の降る絶望の色
天井のない監獄に天井がなければそこにミサイルは降る
死に満ちたしかし生にも満ちている大地のはずだガザの地もまた
正義とはいまそこにある生命が繋がれることガザの地もまた
名産の苺を口に含む日よ 故郷は待っているはずだから
いつかピッチに立つはずだったその脚に刻む名 身元特定のため
脚だけが残ることもある、脚に名を書かれた子だけが残ることもある
僕の脚に〈駿〉という字は書かれない空爆に逃げなくてもいい 今は
脚に名を(「かりん」2024年1月号より3首)
何世代にもわたり住んできた父祖の地を銃で追われ、ガザにたどりつき70余年。その孫、ひ孫達は、故郷の地を踏むこともなく、白布に包まれ、路傍に並べられている。見るからに小さい白布の塊を、私は、辛くて正視できない。とにかく停戦、そして全員の帰還。
故郷(ふるさと)のオリーブの木陰を知らずして白布の子らは横たわりけり
保育器の電気が途絶え雪ひとひら、ふたひら死にゆくガザの赤ん坊
ラファの夜少女が歌う鎮魂歌囁くように何度も何度も
撃つなかれ殺すなかれと神は言うだろう どちらの神も等しく
意味合いをつかめないまま生きていて生きてスイカの絵文字見てます
虐殺を正義とするか ヒトラーが術を学びて受け継ぎをるか
逃れのがれ少年はラファに泥まみれの素足をなぶる雨を見てゐつ
パレスチナ人ら祈れる しづやかに 慈雨、それすらもひとの死に降る
募集要項
記録として以下に2024年5月15日にX(旧Twitter)にて投稿した、募集要項の全文をそのままに転載します。
【作品募集】
『自由の歌 2024 ――パレスチナのために詠う現代短歌アンソロジー』 パレスチナの自由をテーマとした短歌を募集します。
このポストを引用し、「#FreePalestine」と「#tanka」の二つのハッシュタグをつけて短歌をXに投稿してください。
また、同時にパレスチナに寄せたメッセージも募集します。同様にこのポストを引用し、「#FreePalestine」と「#kotoba」の二つのハッシュタグをつけて投稿してください。
◆募集作品について
パレスチナに関連した短歌作品およびメッセージを募集します。
パレスチナの自由や虐殺への抵抗などを訴える作品をお寄せください。イスラエルや世界に対しての批判も表現としてあり得ますが、パレスチナへの言葉や関心を集めることが第一の目的です。ヘイトを集めたいわけではありませんので、よろしくご勘案ください。
◆投稿のルール
- このポストを引用してポストしてください。
- 短歌の投稿は「#FreePalestine」と「#tanka」の二つのタグをつけてください。
- メッセージの投稿は「#FreePalestine」と「#kotoba」の二つのタグをつけてください。
- 短歌もメッセージも、テキストでの投稿を受け付けます。画像化したもののみでの投稿は受け付けられません。(※ テキストと同じ画像を添付するのはかまいません)
- 作品にルビを振りたい場合は、作品とは別に行を改め「ルビ:短歌(うた)」などと明記してください。
- 作品およびメッセージの後に、行を改めスラッシュ(/)と作者名を記してください。
※ 手間が多いですが、本企画の参加意思と、パレスチナ支援の意志を明確にしていただくために必要なものです。よろしくお願いします。
◆投稿のルールの補足
- 作品の画像やパレスチナに関する画像を添付しても大丈夫です。
- 他のパレスチナ関連のタグ「#StopGenosideInGaza」や「#AllEyesOnRafah」などのタグを追加しても大丈夫です。
◆投稿上の注意
- 短歌は一人何首でも。
- 短歌は分かち書きには対応しておりません。すべて1行の形で掲載します。
- メッセージは一人一件のみ。ただしツリーでつなげて何文字となってもかまいません。(※ 引用とタグはツリーの最初だけで結構です)
- 冊子版の表記は縦書きを予定しております。英数字などは縦書き表記での扱いに注意ください。別ポストで説明をツリーにつなげますので、ご参照ください。
- 既発表作品も可とします。その場合、既発表媒体との排他的な出版契約がないことを、作者自身が確認してください。
- 特定の個人や団体を、それと明らかに分かる形での、誹謗中傷や攻撃的な表現を控えてください。憎しみの連鎖にこそ抵抗しましょう。
◆締切について
- X上のハッシュタグイベントとしての締切、およびWebページへの掲載締切は事実上ありません。パレスチナに平和が訪れるまでとします。
- 電子書籍、PDF、ネットプリント等、書籍型媒体の2024年版への掲載締切は、2024年6月15日23時59分です。
◆作品の取り扱いについて
- 投稿要件を満たした投稿作品は、随時最適日常のwebページ(https://saiteki.me/free-palestine-tanka/…)に掲載されます。
- 6月15日23時59分までの投稿は、Kindleなどの電子書籍、PDF、ネットプリント等の形で、2024年版の冊子として配信します。
- 6月16日以降に投稿された作品は、翌年度以降の冊子版に掲載する予定です。
◆投稿上の注意に反した作品の取り扱いについて
自由をテーマにした本企画においては、可能な限りすべての作品を掲載したいと考えています。
しかしながら明らかに「投稿上の注意」に反した作品については、企画趣旨に反した作品であることを明示し、かつ文字の可読性に差を与えた形で掲載します。
これは公表されることから、異議申し立てが可能です。
また、これら作品の判断自体については、2024年6月15日までに協力者をつのり、その合議によって定めるものとします。
◆作品の取り下げについて
基本的に作品の取り消し、および取り下げの受け付けは行いませんが、以下の条件に関するものについては、検討させていただきます。
- 他人の著作物を盗作したものと判断されるもの。
- 本企画の趣旨を誤認し投稿したもの。
- 特定の個人や団体を誹謗しているもので、その被誹謗者からの取り下げの依頼があったもの。
◆本企画の収益について
本企画は収益を見込まない形で運営します。しかしながら、WebサイトやX、電子書籍の仕組み上、収益が発生する場合があります。その際は、収益以上の寄付を、国際人道団体(赤十字社やUNRWAなど)に行います。また、このため寄稿者の皆様への献本および稿料に類するものは、お支払いできませんのでよろしくご了承ください。
◆著作権の取り扱いについて
作品の著作権は著作者に帰属します。
本件投稿において排他的な出版契約は発生しません。投稿のその日から、自身のWebサイトに、または他の媒体(既発表が認められている場)に作品を発表してかまいません。パレスチナの自由を訴える作品の自由を奪いません。
◆本企画の趣旨について
5月15日は「ナクバの日」です
パレスチナの今日がはじまった日です
今パレスチナでは信じがたいことが起きています
我々の兄弟が我々の兄弟に殺されています
これは戦争ではありません
もちろん災害でもありません
人類の知の結晶その最先端の技術を駆使して
パレスチナの人々が虐殺されています
すべての冷笑主義を笑い飛ばしましょう
「愛」を取り入れ忘れたあらゆる主義や論理が
欠陥品であることを指摘しましょう
我々は歌人です
言葉の力を信じている人間です
みなさんと同じように
私は言葉で世界を変えられると信じています
どうかパレスチナのための歌をお寄せください
――最適日常のなかのひと 月岡烏情
縦書き表記の際の注意点(※ツリーにつなげた別ポスト)
縦書き表記の際の注意点について、分かりやすい説明画像を、千原こはぎ(@kohagi_tw)さんからお借りしました。
こちらよろしくご参照の上、ご投稿ください。
2024年6月1日に追加された注意と補足
本件企画(『自由の歌 2024』)に関するご注意および補足
本件企画について、大きく2点ご指摘をいただいていますのでご説明申し上げます。
説明文における「ヘイトを集めたいわけではありません」と「憎しみの連鎖」の表現についてです。
1.「ヘイトを集めたいわけではありません」前後の表現について
これについて「イスラエルへの批判をヘイトとして扱い、防ごうという狙いなのか?」という趣旨のご意見をいただきました。そのような意図はありません。現行イスラエル政府やそれを密接に支援する国々および企業は、そもそも強い批判にさらされる立場にあると考えています。
また併せて「シオニストとユダヤはイコールではないとの意味ならシンプルにそう書くべき」という趣旨のご意見もいただきました。これにつきましては、意図は概ねそのとおりで、人種や国民をまとめて攻撃するようなことはあってはならないとの意図でした。
そもそもパレスチナ問題は、世界のあらゆる人がその責任を負っていると思います。しかしその加担の濃度には大きな差があるはずです。加担の濃度の違いの有るあらゆるものを同一視し、同じように最大級の攻撃をすることは避けなければならないと考えました。
このあたりの説明を要することは、文章として膨れ上がりがちであり、また企画趣旨からして自明のものであるなどとも思ったこともあり、抽象的な略し方となってしまいました。
批判の対象と方法を見誤らないでほしいという意図を十分に伝えられなかったことにつきまして、こころよりお詫び申し上げますとともに、今後はこちらの説明を含み置きくださりますことを、お願い申し上げます。
2.「憎しみの連鎖」という言葉を使用していることについて
これについて「イスラエルとパレスチナどっちもどっち。双方に非がある、という意味で許し難い」という趣旨のご意見をいただきました。もちろんそのような意図はございません。そもそもここではイスラエルとパレスチナの関係について表現したものではありません。
この言葉につきましては、「両国どっちもどっち」という意味で多くのメディアが使用しているようです。これにパレスチナ問題に取り組まれている岡真理氏が、その著書や講演において「両国の非対称性と歴史的経緯を無効化するものである」という趣旨で強く批判しています。
このように「憎しみの連鎖」という言葉は、パレスチナ問題を語る上で特別な意味を持つように定義づけられている現状があります。
しかしながら一方でこの言葉は、他のさまざまな問題においても使われる一般的な言葉でもあります。本企画文においては、両国間の関係についてではなく、パレスチナ問題の周縁について指したつもりのものであり、つまりまだ中立の立場や批判的立場の人と支援者たる企画参加者が、過激な表現で反発や対立を深めないようにしてほしいという意図でした。
これもまた1.と同じく、批判の対象と方法を見誤らないでほしいという願いであったわけですが、その意図を十分に伝えられなかったことにつきまして、こころよりお詫び申し上げます。
また、この言葉を「撤回すべき」とのご意見もありました。もちろん今後この言葉を使うことに関しては最大限の注意が必要と承知しております。しかしながら、前述の通りこの言葉は文脈によって意味合いを変える一般的な言葉であります。誤解のある場合は、説明を尽くすことで解消されるべきものであり、その努力を惜しみ撤回することは、言葉の多義性を否定することになり適切ではないと判断します。
もとよりパレスチナに思いを寄せられる方々の中でもその意識には細かく差異があります。それらを結び付けよう、アクションを広げようという企画においては、どうしてもその説明文は抽象的になりがちかもしれません。これを細かく定義しすぎると、結局さまざまな力を取りこぼすことになるのではないかと考えております。主催者として至らないところは多々あるかとは存じますが、引き続きご意見をたまわりますとともに、よろしくご勘案いただければ幸いです。
以上の補足を踏まえて、これから本企画に参加される方は参加されてください。
最後に、本企画は安易に参加と取りやめができないように、作品の取り下げ条件を厳しくしております。ただし今回の補足の発表によって、すでに参加されている方には「『◆作品の取り下げについて』の第2項」が適用されますので、必要な方はご連絡ください。
またその方法は、リプライやDM、メールをご利用ください。ご自身のポストを削除されるだけでは、当方は検知できません。よろしくお願い申し上げます。