車は軽自動車が好きです。理由はもちろん安いから。
田舎の区画整理されていない狭い道路に親戚がいたりするので、そこにも入れるのがいいなと思います。
ミニマリストの端くれなので、基本的に何事も小さいものが好きです。
どの車種も最上位のグレードで、デザインを高めるうえで必要なオプションをすべて備えた状態での、デザイン性をもって比較しています。
1位 ダイハツ タフト
新しい車ということもあって、流行の最先端を行くデザインだと思います。シンプルで角ばった未来的なフォルムは、どこかテスラのサイバートラックにも通じる理念を感じさせます。先進的、知的、パワフル、タフな印象です。アウトドアスタイルにも街中にも似合います。反発する印象ではありますが、うまく折衷していることと、それでもアウトドア寄りのデザインですが、昨今はキャンプブームでアウトドアギアがライフスタイルに多く溶け込んでおり、これまでの反発するイメージと異なり思いのほか融和している印象です。
文句なしに今最もかっこいい軽自動車といえるでしょう。
2位 スズキ ジムニー
こちらも最近モデルチェンジをした比較的新しいデザインの車です。それまで確固たる名車の雰囲気を引き継ぎつつ、先進的なフォルムを取り入れて、イメージのアップグレードに成功したといえるでしょう。軽自動車のみならず、日本車全体の中においても非常にモダンなシェイプを持っています。
3位 スズキ スペーシア カスタム
スペーシア カスタムはデザイン的には最も優れた軽ハイトワゴンのカスタム版だと思われます。後発であることや販売戦略などが問題であることからか、N-BOXやタントに後れを取っていますが、後発の利としてデザイン的には最も優れたところを突いて来ています。流行り的にはほんの少し前のオラついか顔を打ち出すスタイルです。最先端というわけではないですが、コンセプトにブレがなく安定したデザインの美しさを見せてくれているいえるでしょう。
4位 スズキ スペーシア ギア
スペーシア、そしてそのカスタム、それらの優れたデザイン遺伝子を引き継いで、今流行りのアウトドアスタイルを実現しています。ハスラーとウェイクあたりを混ぜたような印象で、少しどっちつかずな印象も感じなくはないですが、上手くいいとこどりをしてまとめ上げた印象のほうが勝っているといえるでしょう。
5位 スズキ アルトワークス
個性的なボディラインに、これまたアシンメトリーな顔つきはたしかにワークスマシンを彷彿とさせてくれます。
6位 ダイハツ コペン
特にスポーツカーらしさを表現した「GR SPORT」と、アクティブかつ先進的なSUVの「XPLAY」
7位 ダイハツ ウェイク
アウトドアスタイル、アクティブスタイルに合わせてきたパーソナリティーともいえると思います。限界に近い高さは、ややデザインのバランスを崩しており、特に正面からのフォルムは厳しいものがあります。しかしその欠点を超えた個性が魅力的な車でもあるでしょう。
8位 三菱 eKクロス
オラついた感じのビッググリルから、もうひと世代先のデザインといえるフェイスを持ちます。スポーティー、アクティビティといった側面を強調しているといえるでしょう。やや若者より、遊び心が強すぎる感じで、乗る人を選んでしまうところがあります。また、印象的な顔つきに惑わされがちですが、全体的に冷静に見てみると、もう少し直線的なシェイプを持っていてもいいんじゃないかと思ってしまいます。
9位 ホンダ N-BOX カスタム
スポーティーな印象を持ちながら上品さも持ち合わせているデザインです。やや中途半端な印象で唱歌。もともとが洗練されたモダンなフェイスを持っているところに、少し前の流行が残ったラインが入っているイメージでしょうか。あまりノーマルからわざわざカスタムを選ぶ理由が感じられません。
10位 ホンダ N-BOX
軽ハイトワゴンで最も売れている理由は、機能や走行性能もあるのかもしれませんが、デザインによるところも大きいでしょう。極めてシンプルでモダンなデザインは、老若男女乗る人を選びません。都市生活者にとってこれほど便利そうであり、またよく似合う車も見当たらないでしょう。デザインだけでなく様々な面で軽自動車を考える上での標準といっていいでしょう。
11位 スズキ ハスラー
軽SUVとして大いに売れました。まだ歴史は浅いですが名車と言って差し支えなしでしょう。発売当初は大きなインパクトを与えたデザインでしたが、今となるとほんの少しだけ最先端のデザインではなくなったことは仕方ないことでしょう。同じ系統の車として、タフトとジムニーが登場したために、こちらを選ぶ理由が薄くなってしまいました。相対的にデザイン性に関する評価も下がってしまうものです。
しかしながらSUVとしてのオーソドックスな完成された美しさは損なわれていません。遊びを感じさせる、街からレジャーポイントまでのエリアにおいて大いに輝くデザインは、アクティブな趣味を持つ人には決定的に似合うことでしょう。
12位 スズキ ワゴンR
軽ワゴンタイプで最も優れたデザインです。シンプルでいてかつモダンでユニークです。カスタム版であるスティングレーはよくわからないデザインになってしまいました。デザインで決めるならこちらを選ぶべきです。
13位 ダイハツ タント カスタム
軽ハイトワゴンというジャンルで1、2を争う名車タント。その優秀なデザインと機能をさらに進化させたタントカスタムはほぼ完璧な軽ハイトワゴンといえるでしょう。各社が提供している軽ハイトワゴンのカスタム版において王座にいる車だと思います。
3代目までは黒が似合う、ややオラついた印象の顔つきでした。一見して男性ユーザーを狙ったものという感じでしが、4代目ではガラッと印象を変えてきました。男女問わず選べるスポーティーで上質なフォルム、などとも言われていますが、どっちつかずの何をしたいのかよく分からないボヤっとしたデザインです。
14位 ムーブ キャンバス
パッと見の第一印象は、ワーゲンバスを上手く軽自動車で再現した優れたデザイン性を持っています。おしゃれで可愛くてかっこいいという三拍子そろったデザインです。もちろんそれはワーゲンバスの功績なのですが。しかしよく見ると当然ながらノーマルムーブを感じさせるところがあちこちに見て取れることでしょう。あくまでもホンモノには及ばないのは当然のことでしょうか。
15位 スズキ ラパン
モデルチェンジを繰り返し、大いに人気を博した個性的なデザインは失われました。無難なおしゃれさは持っているので、他のいまいちデザイン性に欠ける軽自動車を選ぶよりは優れた選択といえるでしょう。
16位 ホンダ N-WGN
現在のカーデザインのひとつの流行りとして多角形のイメージを際立たせるスタイルがあります。軽自動車にもその流れはあり、比較的新しい車種であるN-WGNも大いにその方向性を取り入れているといえるでしょう。一方、個性、ホンダらしさを込めたと思われる顔つき、丸みや正円を基調としたパーツデザインは、少し全体的にミスマッチな印象があります。
17位 ホンダ N-WGN カスタム
N-WGNが持つ多角形なイメージと正円のイメージはややミスマッチながら、一方でそれはなんとかギリギリバランスを保てていたと思います。カスタムはそれにアクティビティさや少し前の流行りである高級感およびワイルドさを醸し出すフロントグリルを思い出させるデザインを加えているようです。それはあまりにも雑多で印象的に不統一となってしまっています。