2021年間(1月1日~12月31日)に受賞が決定した主要なラノベ系の文学賞の結果をもとに、2022年の今年読んでおきたいライトノベル小説をまとめました。
このライトノベルがすごい!2022
― 2022年版 2021年11月25日発売
宝島社が年1回発行するライトノベルのガイドブックで、同書が提供するランキングは、実質ライトノベル界唯一の顕彰制度となっています。
文庫部門1位
単行本部門1位
ネット小説大賞
第9回 2021年10月6日発表(応募 14,271作品)
最高賞金額は100万円と最高クラスには至らないものの、応募総数は10,000作品を超えるラノベ新人賞最大の規模を誇ります。
この年、最高賞のグランプリに該当作はありませんでした。
小説賞 金賞(次席相当)
- 『弱小領地の生存戦略! 〜俺の領地が何度繰り返しても滅亡するんだけど。これ、どうしたら助かりますか?〜』征夷冬将軍ヤマシタ
- 『聖女になりたい訳ではありませんが』咲倉未来
- 『憧れの公爵令嬢と王子に溺愛されています!? 婚約者に裏切られた傷心令嬢は困惑中(旧題:たとえその目が再び私を映しても)』頼爾
- 『追放最凶クズ (?) 賢者の辺境子育てスローライフ 〜クズだと勘違いされがちな大賢者は、魔王の娘を最強のいい子に育て上げる〜』ふか田さめたろう
カクヨムWeb小説コンテスト(第6回)
第6回 2021年5月31日発表(応募 7,188作品)
カクヨムが募集。応募総数は1万前後にも達するネット小説大賞と並ぶ、ラノベ界最大規模の新人賞です。
異世界ファンタジー部門大賞
現代ファンタジー部門大賞
恋愛部門大賞
ラブコメ部門大賞
キャラクター文芸部門大賞
電撃小説大賞(第28回)
第28回 2021年10月8日発表(応募 4,920作品)
応募総数約5,000にも及ぶ最大級のラノベ系新人賞。出版社が主催するものとしては最大のものです。最高賞金額も300万円と最高クラス。
大賞(最高賞)
MF文庫Jライトノベル新人賞(第17回)
第17回 2021年8月25日発表(応募 2,332作品)
応募総数は例年2,000前後と電撃大賞には及ばないものの、しかし他の新人賞とは2倍、3倍もの応募数を誇ります。最高賞金額も300万円と最高クラス。ラノベ界屈指の新人賞です。
この年最高賞のグランプリに該当作はありませんでした。
最優秀賞
ファンタジア大賞(第34回/2021年)
第34回 2021年9月21日発表(応募1,179作品)
1,000を超える応募数に、最高賞金額も最高クラスの300万円を誇る、ラノベ界屈指の新人賞です。
この年、最高賞の大賞に該当作はありませんでした。
金賞
小学館ライトノベル大賞(第15回/2021年)
小学館主催のライトノベル新人賞。最高賞金額は200万円。第15回は応募総数1263作品。
この年、最高賞の大賞に該当作はありませんでした。
ガガガ賞
- 『俺はひょっとして、最終話で負けヒロインの横にいるポッと出のモブキャラなのだろうか』雨森たきび
GA文庫大賞(第13回/2021年)
最高賞金は最高クラスの300万円。
この年、最高賞の大賞に該当作はありませんでした。
金賞
- 『奇世界トラバース ~救助屋ユーリの迷界手帳~(原題:ダンジョン・ウォーカー ~とある救助屋の冒険日誌。または、剣も魔法もチート能力もないタイプのダンジョン攻略譚~)』紺野千昭
スニーカー大賞(第26回/2021年)
応募数は例年1,000作品程度。最高賞金は最高クラスの300万円。
この年、最高賞にあたる大賞に該当作はありませんでした。
優秀賞
- 『宅録ぼっちのおれがあの天才美少女のゴーストライターになるなんて。<リマスター版>』石田灯葉
- 『私たちのアングラな日常』井上かえる